ABOUT BRISTOL

発祥の地ブリストル

アンフォラ・アロマティクスのある
英国ブリストルをご紹介します。

ブリストルは、イギリス西部にある港湾都市です。
サウス・ウエスト・イングランドでは
最も人口の多い都市として栄えています。
ロンドンから西へ電車で約2時間。
近隣には世界遺産の街バースや、
特別自然美観地域のコッツウォルズがあります。

ブリストルの歴史

起源40年頃、ローマ人がエイボン川河口にアボナ湾を築いたブリストルは交易都市として発展します。中世には食料品やワイン、造船用の鉄・木材を輸入する一方で、毛織物や船・帆布などの加工品を輸出しました。14世紀のイングランドではロンドンに次ぎ、2番目に人口の多い都市となりました。(現在はイングランドで6番目)。

ブリストルには古くから最先端の技術と文化があり、欧州から北米大陸に初めて到達した船はブリストルから出航しています。ジョン・キャボットのマシュー号です。大西洋横断の成功の裏にはブリストルがもつ造船と操船の高度な技術があったといわれています。

18世紀には三大奴隷貿易港としてロンドン、リバプールと競い合うという負の遺産を背負っています。1807年にイギリス全土で奴隷貿易廃止法が成立されました。

産業革命の鉄道時代に入ると運河は衰退し、港湾都市ブリストルの経済は停滞します。それでも高度な製造技術をもつブリストルは飛行機や自動車の産業分野で活躍しました。今ではハーバーサイドを中心とした都市再生により新たな輝きを取り戻しています。ブリストルは市民参加型の社会活動が盛な伝統を育んでいます。
(参考文献:水都ブリストル:輝き続けるイギリス栄光の港町・法政大学出版局)

美しい観光地と街並み

ロンドンとブリストルをつなぐグレート・ウェスタン鉄道の主任技師イサムバード・ブルネル。そのブルネルが設計した壮大なクリフトン吊り橋とSSグレート・ブリテン号が世界的に有名です。

世界で初めて鉄製蒸気船として大西洋を横断した「SSグレート・ブリテン号」

ブリストルには歴史ある文化が残り、ブリストル大聖堂、セントメアリー・レッドクリフ教会、ブリストル私立博物館、ブリストル大学などがある街です。

16世紀にセントメアリー・レッドクリフ教会を訪れたエリザベス1世は「イギリスで最も美しい協会地区」と表現されたそうです。

セントメアリー・レッドクリフ協会

12世紀の修道院が起源となるブリストル大聖堂

ブリストルは伝統を引き継ぎながら新しいものを取り入れる美しい港町です。

店舗アンフォラ・アロマティクス

ブリストル大学やBBCがあるエリアのクリフトン・ダウン駅から約100m。ショッピングストリートにアロマテラピーショップ「アンフォラ・アロマティクス」があります。
創業の1984年からエッセンシャルオイル、スキンケア、キャンドルなどが豊富に揃う専門店として、イギリス国内のお客様や観光客に支持されています。

本社訪問レポート

(株)アロマキュアはアンフォラ・アロマティクス日本総代理店です。
弊社は日本の専属パートナーとして15年以上の取引と信頼関係を積み重ねています。エッセンシャルオイルは、社団法人 日本アロマ環境協会表示認定精油です。

弊社代表は、ブランド設立30周年の節目に、英国ブリストルにある本社を訪問しました。特別に製造現場を、マネージャーと現場リーダーに案内してもらいました。(一般公開はしていません。)

倉庫

すべての製品が整理整頓されて管理されています。この倉庫からイギリス国内はもちろん各国へ出荷されます。日本への出荷は、アロマキュア専用としてスペースが設けてありました。エッセンシャルオイルやその他の商品についての特徴を、実物を手にしながら教えていただきました。

製造

商品が出来上がるまでの製造工程を詳しく説明してもらいました。現場はとてもクリーンで、施設には最新設備を導入しています

輸出入

商品の特徴や製造はもちろん、日々のネックを解消するべく時間をかけて相談することができました。アンフォラ・アロマティクス製品を日本のお客様にお届けするアロマキュアは、新鮮な品質をお届けするため、大量確保や小分け加工は行わず、毎月の定期的な輸入を行っています。
(追記)
2015年、本社・倉庫はより大きく新しい施設に移転しました。それに伴い実店舗もリニューアルしています。

英国ブリストルの話題

本社と工場見学のあとに、パートナーの2人が観光案内してくれました。

ブリストルは観光地以外にも音楽やアート、文学の街としても知られています。世界中の船が行き来したことで、住民は伝統を引き継ぎながら新しいものを取り入れる気質があります

ブリストルは1883年出版の小説「宝島」で、主人公のホーキンズ少年が財宝探しのために出港する舞台となりました。また、カリブ海の伝説的な海賊、黒髭エドワード・ティーチはブリストル出身といわれています。未知なる世界へ新たな船出するブリストルの港は好奇心や冒険の象徴といえます。

2020年には植民地時代や奴隷制度の抗議活動により、エドワード・コルストンの銅像が倒されたニュースが話題になりました。国会議員であり商人のコルストンは病院、学校、協会などに多額の献金することでブリストルの発展を支援した慈善事業家です。しかし彼は奴隷貿易商人でもあったことから銅像には常に非難がありました。倒され落書きが残る銅像は現地の博物館に展示される予定とのことです。ブリストル気質があらわれる一連のエピソードです。

ここ数年で日本でも人気になったバンクシーはブリストルのストリートアーティストです。バンクシーの多数のアートには政治的なメッセージがこめられ、世界に影響を与える最も有名なグラフィティアーティストのひとりとして知られています。

ブリストルは歴史と新しさが絶妙に交わる素敵な街です。アロマキュアはアンフォラ・アロマティクス製品を日本のお客様にお楽しみいただくために精一杯努めてまいります。

アンフォラについて

最後に「アンフォラ」についてご紹介。

アンフォラ・アロマティクスのシンボルとなる「アンフォラ」とは、古代ローマ・ギリシャ時代に使われていた陶器製の壺のこと。壺の両側に取っ手があるのが特徴です。

アンフォラはワインや食料、香油など貴重品の保存や運搬に使われていました。装飾技術が発達すると器としての役目だけでなく高価な装飾オブジェとして重宝されています。

本社に飾られている実物のアンフォラ

地中海では紀元前からローマ時代までの沈没船が多数見つかり、大量のアンフォラが発掘されています。大型の壺にはオリーブオイル、ワイン、魚醤などの生活必需品が入れられ、小型の壺には香料などの貴重品が入っていたことが確認されています。

アンフォラ・アロマティクスの商品は、「お客様の大切な時間をより特別なものにする」という想いをアンフォラに詰めるようにイメージしながらお届けしています。